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「熊と猫、そして天狗」①

つくばの進学塾「竹進」の社会科講師の山口です。


 「あんた!そこで何してんのよォ!!」

 群馬県草津の民宿に投宿した時に聞いた、オーナーの奥さんの体験談です。


「家に提供する夕食の食材の山菜を採りに山に入った時、クマに遭遇したの。

私は背が低いので、必死の覚悟で思いっきり両手を上に振りかざし、大きな声で

叫んだのよ。すると、クマは踵を返して逃げて行ってしまったわ!

クマも人間を恐れているのね。」


4月末と今月半ばの2度にわたり、水戸の県立歴史館に赴き、「古美術ワンダーランド」

と銘打った絵画展を観てきました。


姿勢を正し、畏って観る絵画とは一味異なる絵画が多く、思わずニンマリ、心ワクワク、

ドキドキ、ニッコリ、時としてシンミリしてしまいました。


この歴史館にもクマがいました。松本楓風作「宮廷飼熊図」の中に恐ろしいクマが!!


中国前漢の元帝のときの事、虎園に赴いた元帝に、逃げ出したクマが襲いかかろうとした

その時に、妃が身を挺してこれを防ぎ、元帝を守ったという故事を描いた絵です。


人とクマの表情の描写が素晴らしいですね。クマは目を大きく見開き、牙をむき、

今にも獲物に襲いかかろうとしています。妃は悠然とクマに向かって身を進めて行きます。


妃は列女伝にも名が載る女性と言われますが、如何にして夫の元帝を守ったのでしょうね。


やはり、両手を振りかざして大きな声で叫んだのでしょうか。

それとも美しく優しい笑顔でクマを懐柔してしまったのでしょうか?


その後、元帝の妃に対する寵愛は以前にもまして深まったとか。


愛車1馬君と白神山地<世界自然遺産>向かう道中、高速道路に「クマ出没注意!」

という警告を見ながら、「1馬君君は私をクマから守ってくれるだろうか?」ハラハラ、

ドキドキして運転した時の記憶がよみがえってきました。


日立市かみね動物園のクマ

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「熊と猫、そして天狗」②に続きます