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「熊と猫、そして天狗」②

つくばの進学塾「竹進」の社会科講師の山口です。

「熊と猫、そして天狗」①の続きです


河鍋暁斎の風刺画には、人間のような猫が描かれていました。

三味線を舟とし、菅笠をかぶって、バチをオールがわりに舟を漕ぐ二匹のネコ。


しかし、見えるのは胸から足まで…。顔は全く見えません。

いったいどのような表情をしているのでしょう!


「三味線の材料としてネコを利用することへの風刺ではないか」と説明が

ありました。


菅笠を取ると、そこに見えるのは…!!


茨城県出身の、室町時代後期の佐竹一族の禅僧で、水墨画家雪村の描いた

布袋さん親子の絵、見事ですね!

 恰幅の良い親布袋さんの体の上に愛苦しい子供の布袋さんがチョコンと乗っていて、

このユーモラスな親子の笑顔の癒し効果は200%です。


「西の雪舟、東の雪村」と言われたそうですが、私は、繊細でダイナミック、

時には枯淡で飄々とした趣を呈し、エネルギッシュでユーモラス、このような筆致の

水墨画を多く残した雪村に魅力を感じてしまいます。


「熊と猫、そして天狗」③に続きます