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職員室だより
塾長 牧原
2018.07.09

英語の4技能

つくばの進学塾「竹進」の副塾長の牧原です。

 

英語の4技能は、今後、スタンダードになっていくことが予想されますが、

今回は、少し個人的な体験談をお話しします。

 

英語の4技能のうち、日本人が一番苦手なのが、「話す」ことでしょう。

 

体験された方はお分かりと思いますが、一番難しいのが、自分の専門分野

以外の「日常会話」なのです。

専門分野の英語は、タームや言い回しが決まっていて、意外と話せるもの

なのですが、こと日常会話となると、どんな内容に話が及ぶか分かったもの

ではありません。

世界史、日本史、日本の(本音の)教育事情…日常会話は、最も強敵なのです!

 

私がいまでこそ(ちょっと)偉そうに英語を話しているのは、実はある国の

青年との会話がきっかけなのです。

それまでの私は、「正しい英語」ではなせばいいじゃないか、という奢った

考えでしたが、その青年との会話を通じ、考えが変わったのです。

 

その青年は、その国の言語しか話せない人で、わたしは英語しか話せない外国人

といった状況でした。

 当然会話は成立しなかったのですが、その青年、なんとか私の言うことを理解

しようとし、じっと私の表情を見ていたのでした。

 

なんとおごり高ぶっていた私!

それまで、「え?この英語分かんないの」くらいの勢いで、話していましたが、

その時以来、考えが変わりました。

少なくとも、相手に何とかして理解してもらえるように話そう、

こんなコミュニケーションの、初歩の初歩をその時やっと理解したのです。

 

そうすると不思議なことに、英語を話すときにも、言い回しが理由で通じない、

ということがなくなりました。

言いたいことがすべて通じるので、信頼も生まれます。

語学の基礎は確かに文法ですが、それよりももっと根底の基礎があることに

気付いたのです。

 

長くなりそうなのでここで終わりますが、相手に理解して頂こうという姿勢、

言語を勉強している以上、これを根底に持ち続けていこうと思っています。

 

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