「他の人はどう考えているのか」を意識して活用していきましょう
つくばの進学塾 竹園進学教室の国語担当の別部です。
小学生の国語では、音読のレポートが出ます。ロイロノートで録音ができるようになってから
、私たちも皆さんの音読が聞けるようになって新たな発見もあります。
ちょっと前のことですが、音読した文章の中に「読売新聞」が出てきたとき、
「どくばいしんぶん」・「どくうりしんぶん」・「・・・」(しばし沈黙の後飛ばす)、
などなどいろんな読み方が!(正解はもちろん「よみうりしんぶん」)「どくうり」を
テキストで入力して漢字変換すると「毒売り」と出るので、新聞名としては怖すぎです!
読売新聞は発行部数1位です。その読み方がわからない生徒さんが多いとは思っておらず、
大きな衝撃を受けました。でも考えてみると、新聞各社の発行部数は減り続けていますし、
新聞離れを素直に反映しているのでしょう。
しかし、今はネットで気軽に記事を検索できる時代でもあり、例えば新聞各社の記事を
比較して読むという、紙の新聞主体の時代にはハードルの高かったことも、気づかないうちに
やっているかもしれません。皆さんが「メディアリテラシー」として学んだように、ネット上の
情報の鵜呑みは危険なのですが、新聞のネットの記事は発行元がはっきりしているので
信頼度は高めです。朝日中高生新聞デジタルを含め、どんどん読んでいただきたいです。
そして、ネットで見るだけで完結してしまわず、周りの大人と話してみるとかして補完していくと
良いですね。「この前ネットのどくばいしんぶんで読んだんだけど」と言えばすぐ訂正してもらえる
はず。インプットした知識はアウトプットすることで強固になると言われていますし、ネット上では
知りたいことをどんどん掘り下げていける分、知りたい情報のみに偏っていく危険もあります。
「他の人はどう考えているのか」を意識して活用していきましょう。