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職員室だより
社長 渡部
2019.11.28

「忘れる」のが名人級

  • つくばの進学塾「竹進」の塾長の渡部です。

 

 私は記憶力が弱い。正確に言うと「忘れる」のが名人級である。

自分にとって「解決した」「必要がなくなった」と判断したら即座に忘れる。

これは中学生くらいから獲得した一種の芸当、処世術かもしれない。

自分にとって今さら仕方のないことをウジウジ悩むよりスッパリ忘れるという

能力を獲得したようだ。

 

これによりストレスに悩まされることが少なくなり、クヨクヨ悩むことがへった。

しかし、自分では解決策で忘れたことが他の人にはそうでなく、

私が忘れてしまっていることを話題にして、議論にくると困ることがある。

 

 スッパリ忘れることの弊害を防ぐために、最近は意識的に書き残すことを心がけている。

書き残したものを数日後にもう一度見ると、忘れてしまったことが思い出されて、

豊かな人生を送った気になる。また、忘れてしまっていることを話題にして

議論されたとき、自分で書き残したものを見て、自信をもって反論することが可能になった。

 

そして気づいた事は、覚えていると思っている事も意外な程、勘違いや覚え間違いが

多いことである。