職員室だより
社長 渡部
2015.08.07
「浮世の夢は暁の空」⑤
つくばの進学塾「竹進」の社会科講師の山口です。
「浮世の夢は暁の空」④の続きです
天下は一人ではとれません。家康は優秀な部下に支えられ、
天下を手中に収め、幕府を開きました。
部下を大切にする器量人だから、多くの家臣が従ったのでしょう!
しかし、その家康も長い人生の中で窮地に立たされたことが
何度もあったようです。前述の、武田信玄と争った三方ケ原の戦い
に惨々に敗れ、武田軍の追撃を恐れるあまり、馬上で脱糞しながら
命からがら逃げ帰ったと言われます。
その時の憔悴し苦渋に満ちた自分の顔を絵師に描かせ、
生涯手元に置き、武田軍の挑発に乗り、多くの将兵を失った反省から、
自らの戒めとしていたとか。
この絵は「しかみ像」と呼ばれています。
「浮世の夢は暁の空」⑥に続きます