職員室だより
社長 渡部
2015.08.07
「浮世の夢は暁の空」⑦
つくばの進学塾「竹進」の社会科講師の山口です。
「浮世の夢は暁の空」⑥の続きです
前述のように「切腹する」を繰り返す家康ですが、自分の欠点を
よく認識し、克服していったようです。
まさに「学習の人」「克己の人」であったのですね。
多くの名言、格言を遺しています。
「勝つことばかり知りて、負けることを知らなければ害その身に至る。」
「得意絶頂のときこそ隙ができることを知れ。」
「決断は実のところそんなに難しいことではない。
難しいのはその前の熟慮である。」
「諌めてくれる部下は、一番槍をする勇士より値打ちがある。」
「最も多くの人間を喜ばせたものが最も大きく栄える。」
「天下は天下の人の天下であって、我一人の天下と思ってはならない。」
「家臣を率いる要点は惚れられることよ。これを別の言葉で心服とも言うが、
大将は家臣から心服されねばならないのだ。」
「願いが正しければ、時至れば必ず成就する。」
「滅びる原因は自らの内にある。」
家康の人生から紡ぎ出された、含蓄に富む言葉ばかりですね。
・奥宮宝塔に至る階段の途中にありました。
「浮世の夢は暁の空」⑧に続きます