職員室だより
社長 渡部
2015.05.26
「熊と猫、そして天狗」④
つくばの進学塾「竹進」の社会科講師の山口です。
「熊と猫、そして天狗」③の続きです
しかし、天狗党側が実権を取り返すと、諸生党側に対する報復が行われ、
血で血を洗う抗争が繰り広げられ、多くの逸材が失われて、明治政府に1人も
高官を送ることができなかったと言われます。
天狗党の志士が監禁された鯡倉の1つが、敦賀市から水戸市に寄贈され
回天館と名付けられて、現在は水戸市松本町の回天神社に保存されています。
壁や板には、天狗党の人々の血書の文字が残されているようです。
常陸、下総、茨城県人は歴史上の激化した事件に多く関わっています。
平将門の乱、東禅寺事件<イギリス公使館を襲撃>、桜田門外の変、坂下門の変、
天狗党の乱、真壁の地租改正反対一揆、加波山事件、五·一五事件など教科書にも
登場しています。
「茨城県人は骨っぽい、気性が激しい、義に忠実…」
「人国記」にはこのようなことが記されているとか。
「古美術ワンダーランド」の展示絵画は、私に多くの事を語ってくれました。
この記事を書き終えようとしたところで、回天神社に赴いてみたくなってしまいました。
「善は急げ!」とばかり、志馬君を操って水戸松本町の回天神社を訪れてきました。
水戸市松本町の回天神社
回天神社内の水戸藩受難者のお墓
回天神社内の回天館
報告は次回に!