職員室だより
武内
2023.06.22
アウトプットは楽しいものです
つくばの進学塾 竹園進学教室の理科・英語担当の武内です。
いつも言っていることなのですが、最近の生徒たちの問題を解く様子を見ていると、
問題文をよく読んでいないということが見受けられます。それを知ってか知らずか、
中学入試から大学入試まで、問題文が長くなり、その中から必要な部分を抜き出して
考える問題が増えてきています。
今までは、数学などは短文でスっと問題文は頭に入るパターンであったのに、
そうではない長い文章が出されるケースが多くなってきているようです。
生徒はどうしても気持ちの上で早く解きたいという気持ちが先だって、
問題文を読み飛ばす傾向が見られます。クイズや、なぞなぞを解くのが面白いのと
同様に、知っていることのアウトプットは楽しいものです。一方で、文章を頭に入れる
インプットはつまらない、苦痛なことも多い。そこを乗り越えることが今後の入試では
重要になってくる、大げさに言えばそのような時代になっているのではないでしょうか。
Webで調べれば何でもわかる時代、それらを有機的に組み合わせた人間的な、生活的な
文章を読み解く力が今は求められているのかなと思います。