職員室だより
社長 渡部
2017.03.23
卒業シーズン
つくばの進学塾「竹進」の算数・数学担当の山沢です。
3月です。
別れの季節、ちょっとおセンチ(死語)になりやすい季節です。
毎年卒業生を多く出している塾の講師としては、
「ああこの子がもう卒業か……。いやはや時の流れとはまったく
うんたらかんたら」などとは思うのですが、生徒の卒業という別れが
私にとって悲しいものにはなり得ません。
今年は、都内に住んでいたわりと付き合いのあった友人が、転勤で
広島に引っ越す、という別れが私にはありました。
所詮は国内ですから、ちょっと顔を出すのがものすごく困難だとは
思いませんが、流石に「ちょっと都内まで」と「ちょっと広島まで」が
同値だと思えるほどおおらかではありません。
子供のころ感じた「好きな子が遠くに越してしまう絶望」とまでは
いかないにしても、それに似た感情を久方ぶりに覚えました。
大人になるとあまり得られない経験です。そう考えると尊いものですね。
よく「別れは次の出会いへの一歩」と言われます。
小中学校を卒業して進学先がわかれてしまう仲の良いお友達がいる場合、
寂しく思うでしょう。
ですが、大人になって振り返ってみるとその寂しかった感じが懐かしく
思われます。悲しんでばかりいる必要はないです。
まあそうは言ってもこの季節お別れしたいのは花粉症くらいですね。
切実に。こいつは。