職員室だより
社長 渡部
2014.11.25
囲師必闕
つくばの進学塾「竹進」の理科・数学担当の石谷です。
読書の量がここ数年めっきり減ってしまいましたが、
休みの日に、好きなジャンルである中国の春秋・戦国時代
を扱った小説をたまに読んでいます。
一度読んだ本も2回目、3回目と読んでいくと、「こんなこと
書いてたのか」という新たな発見が毎回あります。
先日も読んでいた中で「囲師必闕」(いしひつけつ又はいし
ひっけつ)という言葉が出てきました。
これは軍隊(師)どうしの争いで相手を囲んだ時には、必ず
敵軍の逃げ道を作っておくということですが、この言葉には
「逃げ道のない軍は必死に戦ってくるので、かえって自軍の
損害が多くならないように」という意味があります。
初めてこの言葉を目にしたときには、「難しい漢字だなと
思いつつ、昔の人は凄い事考えるな」と感心しました。
受験生のみなさんは、これからおおいに学習に力を入れる
時期ですが、睡眠・食事といった体調管理をしっかりして、
適度な息抜きも大事ですよ。