職員室だより
五十嵐
2018.06.18
家庭での会話の影響①
はじめまして。つくばの進学塾「竹進」の社会・国語担当の五十嵐です。
今回は、私が普段メイン講師を担当している、社会科の授業について
気が付いたことをお話ししたいと思います。
それは、私が思っている以上に、生徒さんたちの学習にとって、ご家庭での
会話の影響というのが強いようだということです。
近年、社会科における用語の使い方が大きく変化してきており、例えば、
地理や歴史の教科書では、従来「リアス式海岸」と言っていた三陸地方の
海岸は「リアス海岸」といいますし、従来「高床式倉庫」といっていた
弥生時代の食糧貯蔵庫は「高床倉庫」といいます。
また、江戸時代に行われていたキリスト教信者のあぶり出しも、現在では
「踏絵」ではなく「『踏絵』を用いた『絵踏』という言い方をします。
教科書にそのように記載されている以上、学校では現在の用法を用いている
はずなのですが、生徒さんから提出されたレポートの添削などをしていると、
従来式の呼び方を用いている例が非常に多くみられます。
理由として考えられるのは、ご家庭において、ご両親やお兄さん・お姉さん
などから従来式の呼び方を聞かされているということです。
実際、生徒さんに話を聞いて、ご家庭でそのように教えられたという例が
見られました。
家庭での会話の影響②に続きます