懸念
つくばの進学塾「竹進」の塾長の渡部です。
今年の中3は、全体的になかなか頭は良いのだが、心配な学年だ。
入試本番では、普段得意だと思っていても、数学・国語は安定して
90点以上取るのは難しい。いつも100点近い得点が取れていても、
番狂わせがあるのが、数学・国語だ。
英語・理科・社会は、ほとんど番狂わせはない(しかし、高校入試が
初めての中3は、こういうことを知らない)。
だから土一・竹高レベルは、英・理・社で95点をコンスタントに取れる
ようにして、数・国で番狂わせがあっても、合計160点はキープする。
これで445点が取れるので安定して合格圏内に入る。
土二・牛栄レベルでは、英・理・社でコンスタントに90点を取れるようにし、
数・国で番狂わせがあっても150点をキープする。
これで、420点取れるので安定して合格圏内に入る。
そのために、早めに5科目体制になるように、常々中3には言ってきた。
昨年までの中3は、そう話すと竹進を信頼して、ほとんどの生徒が
5科目体制になって安定して合格を勝ち得てきた。
しかし、今年の中3は再三そう言っているにもかかわらず、5科目体制に
ならない生徒が多い。非常に心配な学年だ。
またこのような話をすると、例年だと中3の保護者の方は、「よくぞ言って
くれた!」と肯定的な反応をされていた。
しかし、今年は保護者の方に意図がなかなか伝
わらず、「余計な事を
しないで欲しい。」と否定的な反応をされることもある。
私達の説明が足りないのだろうか。
ともあれこうなると、私達ができることは限られてしまい、受講していない
科目に関しては、入試本番でのラッキーを祈ることぐらいである。