自転車レースと地理の意外な親和性
こんにちは。つくばの進学塾「竹進」の社会担当の五十嵐です。
私の趣味の一つに自転車ロードレース観戦がありまして、
インターネット配信サービスの導入などで気軽に観ることが
できるようになり、大変うれしく思っている今日この頃です。
そして、この趣味は地理の勉強と意外と親和性があります。
今回は、そんな例をいくつか紹介しようかと思います。
①スペインやフランスで開催されるレースでは、よくピレネー山脈
が舞台になるので、両国の国境を構成する山脈がピレネーである
ことが自然と身につく。
②フランス・イタリア・スイスのレースではアルプス山脈が登場
するので、アルプスがこれらの国の国境を構成していることがわかる。
③ツール・デ・フィヨルドというレースがノルウェーで開催される
ので、フィヨルドがノルウェーの地形であることがここからわかる。
④毎年春に行われるアルデンヌ・クラシックという一連のレースで
ベルギーが舞台になっており、ベルギーのアルデンヌ地方が丘陵地帯
であることは、ロードレースファンには常識であり、低地のオランダ、
丘陵地のベルギーという区別が自然と身につく。
⑤北アメリカ大陸の山脈といえばロッキー山脈が有名だが、ロッキー
山脈の東側にも山脈があることが、ツアー・オブ・カリフォルニア
というレースで毎年山が使われていることを知っていれば理解でき、
アメリカ合衆国の断面図もこれを知っているとすぐに判断できる
ようになる。
どれも、普通に地理を勉強していれば出てくる問題ではありますが、
レースは毎年行われるので、その都度思い出せるなんていうメリット
もあったりしますよ。