蚕影神社

つくばの進学塾「竹進」の塾長の渡部です。

 

 また筑波山まで自転車で行ってきた。

車で走っているときには気がつかない自然の変化が、身近に感じられる。

1ヶ月前には、田植えの苗が、ほっそりとひ弱だったのが、

青々と茂ってたくましく育っていて頼もしく感じられた。

田んぼに張る水も、縦横に走る水路によって供給されている。

何百年も何千年も前から営々と築きあげた設備で、毎年毎年同じ営みを

してきたのだなぁ、と当たり前のことに感動した。

 

筑波山の近くに蚕影神社がある。こかげ神社と読む。

私は勝手に、さんえい神社と読んでいた。養蚕を司る神社で西暦150年

前後にできたらしい。

筑波山のあたりは、養蚕が盛んで、蚕影神社の分社が各地にでき、

広がったとのこと。

けれども、養蚕業が衰退し、200段程上った所にある神社も荒れはてていた。