(吹奏楽オタのスレです。)
つくばの進学塾「竹進」の副塾長の牧原です。
アルトサクソフォン(小生はクラリネット吹きでした。)
アルトサックスは、管弦楽ではあまり使用されない楽器です
(もっとも有名なところでは、ラフマニノフの交響的舞曲と
いった感じでしょうか)。
吹奏楽では、ご存知のように花形の楽器です。
特にアルフレッド・リードのオーケストレーションのように、
クラリネットの1stと同じ旋律をアルトサックスが担当すると、
誰の耳にも印象的に残る(クラリネットだけだと、それが
クラリネットの音色だと分かる人の耳にしか残らない)
素晴らしい音色になります。
アルトサックスを吹いていらした方は、アルメニアン・ダンス
など、思い出に残る曲も多いのではないでしょうか。
さて、アルトサックスが小生を魅了しているのは、
プロの音色がすごすぎて、ということではないのです。
吹奏楽コンクールで金賞を受賞する高校のアルトサックスの
音色がほとんど例外なく、「鳥肌が立つほど」
素晴らしいことです。
例えば、ソロで演奏する場合、プロと比較すれば、
高校生に勝ち目はありません。
それが、tuttiでかたまった音になってくると、この、高校生にしか
出せない音色が、いかにも吹奏楽らしくて小生は
聞き入ってしまいます。
この音色は何?私と同じような感覚で、高校生の出す音色を
聞いていらっしゃる方がいて、その方も同じようなことを
おっしゃっていました。
「あの、高校生の時にしか出せない音色は…」
(その後少し話が盛り上がりました)
あの、「つややか」(金色のイメージです)ではあるが「暗い」
(さまざまな歴史が詰まった褐色のレンガのようなイメージです)、
その音色が現れた瞬間、すべての聴衆の注目を引く心に
すっと入ってくる音色。
また機会があればぜひコンサート会場に足を運んで
聞いてみたいものです。
といいつつも、小生がもしサックスを吹く機会があれば、
ぜひ吹いてみたいのは、ソプラノサックスです(え?)。
小生は、高音楽器が好きなので、自分で吹くならクラリネットと
同じ、あの細長い、小生にぴったりのソプラノなのです。
(最近、生徒に自分がクラリネット吹きだというと、きまって
「えー、似合わない!」と言われます。
私と、あの黒い細長い笛があまりにも合っているので、生徒は
恥ずかしがって本心を隠しているものと推察されます。
生徒のみなさん、恥ずかしがらないで、本心を語っても
大丈夫です!)