職員室だより
社長 渡部
2013.09.05
子供は小さいときにつまずかせてあげよう
つくばの進学塾「竹進」の塾長の渡部です。
「子供には、順風満帆な人生を送って欲しい」
と願わない保護者はいないでしょう。
しかし、一生の内で一度もつまずかない人はまれです。
小学生の教科書はまだまだ簡単で、大部分の子供は
それ程勉強しなくてもつまずきません。
つまずかない平坦な道はスリルがなく、面白みがないように、
簡単な問題を機械的にくり返しやらされる程、
勉強への興味を失います。
逆によく注意しないと転んでしまう道は、子供の冒険心を刺激します。
きちんと考えないと解けない問題を、子供は真剣に考えます。
解けたときの喜びはとても大きく、知的好奇心を刺激します。
ですから小学生の時にこそ、子供の状態をしっかり見守りながら、
つまずきそうな問題を解かせ、つまずかせてあげた方がよいのです。
それは保護者も先生も、つまずいた子供に手を差し伸べることが
容易だからです。
つまずきから立ち直る経験も貴重です。
中学生、高校生、ましてや大人になってから初めてつまずくと、
手を差し伸べるのは容易ではありません。
立ち直るのも非常に困難です。